結果を性急に求めず、時間を味方にする
トラブルは直近でポッと生まれるというよりは、半年や年単位で蓄積されたことから起こります。したがって、トラブル発生→即解決ということはごく稀で、そのトラブルが生まれた時間と同等か半分の時間を見積りどっしりと構えて解決に とはいえ、何も策を講じないのではなく、トラブルを受けながらいつくかの解決策を見つけ出し、複数種を蒔いてモニタリングするイメージです。
トラブルが発生するとどうしても早く解決したいと動いたり、目の前のトラブルに注力してしまいますが、表面化したトラブルに気を取られているとほかのトラブルが生まれてきますので、ここは冷静な対応が必要です。「焦り」が大敵であり、焦ると的外れなアドバイスを実行してしまったり、優先順位を間違えてトラブルが絶えなくなりかねません。
はやる気持ちは様々な経験から抑制される
10年ひと昔とはよく言ったもので、世の中の景気動向や人間関係など様々なサイクルの経験を積んだおかげである程度予測ができるようになりました。すると不思議なことに「待つ」ということにも慣れます。トラブル解決の種を蒔いて一旦置いて様子を見るという余裕も生まれてくるのです。むかしの自分では想像もつかないですが。